基礎工事・工法について

構造物を支える基礎工事は建設の工程でなくてはならないものでありその中でも最も多く活用されているのが「杭基礎」です。 「杭基礎」とは軟弱な地盤に杭を打ち込むことで安定性を高める方法です。 杭基礎の工法には大きく分類して「場所打ち杭工法」と「既成杭工法」の二つに分かれます。 それぞれの工法の中でも更に細かく工法が分かれていて当社では「場所打ち杭工法」の「アースドリル工法」を採用しています。

特徴

当社はシステム計測株式会社から認定されており、現場によっては「NEW-EAGLE拡底工法」での施工をしています。

場所打アースドリル工法(NEW-EAGLE拡底工法)

アースドリル工法とは、まずドリリングバケットを回転させて掘削・排土します。 その後表層部の孔壁に表層ケーシングを用い、それ以深には安定液を用いて孔壁を保護し、成形済の鉄筋かごを坑内に建込んだ後にコンクリートを打込むことで杭を建造します。 当社で採用している杭の形は「拡底杭」で、「直杭」よりも支持層部分を広げた分支持力が高くしかも小さな軸部径で済むため、掘削土量・使用コンクリート量を削減できるメリットがあります。 当社では、基礎が建物の構造にとっていかに重要なものか認識し、その責任において技術の研鑽に努めています。また杭の強度・品質向上につながることであれば手間を惜しまず誠心誠意尽力いたします。「お客様のご満足」は当然の目標ですが、「自身に恥じない仕事をすること」をモットーに、良い施工をお約束いたします。

特徴

  1. 掘削からコンクリート打設まで一連の作業がアースドリル掘削機1台で施工可能
  2. 建築分野において多く採用
  3. 比較的狭い敷地においても施工可能
杭芯セット
 

建物を支える杭。設計図と杭芯にずれがないようセット

軸部掘削
 

土質を見ながら設計図通りに施工、かつ安全に掘削工事を実施

拡底掘削
 

掘削土量・使用コンクリート量を削減しながら高い強度を実現する拡底掘削を採用。

鉄筋かご組立て
 

鉄筋強度他、法令にのっとった鉄筋かごを使用

坑内に建込み
 

坑内底部にたまったスラムを処理した後、鉄筋かごをセット

坑内に建込み
 

孔壁が崩れることのないよう鉄筋かごを垂直にセット。施工後底部にスラムがある場合は更に排出処理を実施

その他工法

  • 場所打鋼管コンクリート杭工法
  • 障害物撤去工事
  • 地盤改良工事
  • 山留杭工事